【太陽のかけら】アルパインクライマー 谷口けいの軌跡を読んで (1)

【山の旅人 谷口けいさんを偲んで】

先日放送されたNHKラジオ 
『石丸謙二郎の山カフェ』にこの本の著者
大石明弘さんがゲスト出演されていました。

その時の大石さんのお話もさる事ながら、
シブリン(6,543m)北壁新ルートを
登攀された直後のけいさんの肉声が
流されたのを聞いて魂が揺さぶられました。

少しでもけいさんの事を知っておきたい
と思い早速、太陽のかけらを購入して
読ませていただきました。

御存知の方も多いとは思いますが
谷口けいさんは2015年12月に
北海道大雪山系黒岳山頂直下の岩壁から
滑落されて43歳の短い生涯を終えられて
います。

『けいさんに限ってなんで黒岳で!』

これまでに関わった方々がまっさきに
浮かんだ心境です。

クライミング会のアカデミー賞とも
言われるピオレドール賞を女性で初受賞。

チョモランマ(8,848m)の無酸素登頂に
挑んだりもされています。

又、類まれなクライマーとして足跡を
評価されて植村直己冒険賞の打診が
あったにも関わらず同賞を辞退。

そんなケイさんが残したかけら
関わり合った方々に拡がっているんです。

ここで言うかけらとは
生きる希望やチカラ』みたいな
イメージです。

そんなけいさんのエピソードを交えながら
自分の気付きとなった点を次回より
綴らせて頂きたいと思います。

今回もご一読頂き有難う御座いました。

冬季の黒岳(1,984m)







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