やっぱり最高の場所だった!/北アルプス 奥穂高岳3,190m編(7)

大雨でこの日の登行は断念。
雲の切れ間からの上高地

【大雨でこの日のアタックは断念!】


『夜半からザーザーぶりの大雨でしたー。』

我々3人のパーティーはこの日は
前穂~奥穂のアタックを断念。

翌日の天気予報が晴れでしたので
終日岳沢小屋で過ごす事にしました。

これもバッファー(予備日)を設けて
おいたからこそ出来た事です。

同室の高知から来られた3人パーティーは
この日に下山しないとならないとの事で、
明朝から無理してこの雨の中を前穂高岳
向かわれました。

『それはちょっとあまりに危険で
 無理がある・・・』と感じました。

もし我々パーティーに日程の余裕が
無い場合は、岳沢小屋から上高地に
下山する判断をしていたと思います。

わざわざ高知から来られて登りたい
気持ちも十分判るのですが、
ただでさえ難易度の高い重太郎新道を
雨の中登るのはかなり危険です。

それに夏山といっても標高3,000m付近
ずぶ濡れになると低体温症のリスク
かなり高まります。

3人共、無事岳沢小屋には戻って
こられましたが、時間の余裕もなく
慌ただしく上高地へ下山して行かれました。

『こんな雨の中、無理して登っても何にも
 楽しくないと思うけどなー。』

登山はあくまで自己責任とは言っても、
もし滑落したら救助隊や山小屋の方々に
多大なご迷惑を掛ける事も忘れずに!

岳沢に濁流ができてた!

【岳沢が濁流になってた!】

大雨の影響で岳沢に濁流ができてました。
岳沢小屋に来る迄には沢の中を渡渉して
トラバースしないといけない箇所も
あるので無理しないよう御注意下さい。

岳沢小屋からほど近いお花畑
ブヨがメッチャクチャ多かったー

【岳沢小屋での過ごし方】

・部屋でだらだらしながら山岳漫画
『岳』を一気読みした。

・小屋の食堂で重太郎新道のビデオを見て
 翌日のイメージトレーニングをした。

・昼食に小屋のお兄さんお薦めの
 キーマカレーを食べた。

 『おいしかったですよー。』

・昼寝した。

・夕方は雨が小降りになったので
 小屋から少し歩いた場所にある
 お花畑に行ってみた!
(夕方だったのでブヨが多かったー笑)

普段ではなかなかできないダラダラで
少しはいい休息にもなったかな。

では翌日は絶好の登山日和なったので、
前穂高岳へ向けてクライム・オンっ!

今回もご一読頂き有難う御座いました!

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