【太陽のかけら】アルパインクライマー 谷口けいの軌跡 を読んで(2)

エベレスト(8,848m)

【自分のレールは自分で敷いていく】

けいさんは2002年春と2003年春に
野口健さんのエベレスト清掃隊に参加
されています。

清掃隊の中でもあらゆる事に積極的に
対応されて、いつしか清掃隊になくては
ならない存在だったそうです。

そんな野口健さんとのある日のやりとり

健さん
『普通はさ、もっとこうだよね。』

けいさん
『普通ってなに?
 みんな普通は普通はって簡単に
 言うけれど普通でいいの?
 普通って言葉で安易に逃げてる
 だけでしょ!
 そこに自分は無いでしょ!
 健さんは本当は何がしたいの!?

 用意されたレールに乗って走る人生
 じゃなくて自分で敷いたレールを走る。
 レールが無くなれば又レールを敷くの。

 健さんのそういう生き方に憧れてたの!』

けいさんにかかれば一刀両断ですっ!
私が健さんと同じ立場でもグーの音も
出ないなー(笑)

このやりとりは野口健さんの解説文
の中に出てくる箇所なんですけど、
けいさんの生き方・考え方が凝縮
されているような気がします。

けいさんにとって一番大切な事は

自分らしく自分の力で生きること

ともすれば社会の中で迎合している
自分にとっても本当に耳が痛い言葉。

やっぱり生と死が紙一重の状況が
多くて、今を大切に生きる事が
けいさんの中に落とし込まれて
いたんですね。

改めて
用意されたレールに乗って走る人生
 じゃなくて自分で敷いたレールを走る。
 レールがなくなれば又レールを敷く。


座右の銘としたい、けいさんの言葉です。

今回もご一読頂き有難う御座いました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です