【ご報告:トムラウシ山で撤退しましたっ】北海道 大雪山系トムラウシ山~黒岳縦走 撤退ストーリー(1)
【ご報告】
『皆さん、こんばんっ』
『無事に北海道から福岡へ
戻ってきました』
今回3泊4日の計画でトムラウシ山から
黒岳への縦走を予定していました。
しかしながら2日目の夜に天候が悪化し、
その後も天候の回復が見込めない為、
やむを得ず撤退することとなりました。
今回の経験から自然の驚異と、
自分の山力不足を痛感させられました。
これから本ブログ上で反省点を
フィードバックし、今後の山行に
活かしていきたいと思います。
また今後、トムラウシ山登山や
大雪山系縦走を計画されている方の、
少しでも参考になれば幸いです。
【撤退原因その1
:天候悪化】
入山初日は絶好の登山日和で、
超快晴。
しかしながら天気予報では18時頃から
風雨が強くなり風速は16mになると
予報されていました。
この情報を得て南沼キャンプ地泊を
あきらめて、しっかり下山する人も
いました。
『勇気ある撤退、偉いな~』
かくいう私は半年前からこの縦走を
計画し、福岡から北海道まで
長期休暇を取ってきています。
『こんなに良い天気でホンマに16mも
風が吹くんかなー』
と少し思っていました。
20時過ぎには本当に強風or突風が
吹き始めました。
『ほんまや~』
この時は既に前トム平でテントを張り、
ビバークしてました。
もしテントが吹き飛ばされていたら、
低体温症になってニュースになって
いたかも?
改めて直前の天気予報はかなり正確だと、
痛感した次第です。
夕暮れの空には悪天候の前兆となる
かさ雲もしっかりと出ていました。
【撤退原因その2
:登山バッグの重量】
登山バッグの重量は20kgほどあり、
正直言って私には重すぎました。
実際にトムラウシ登山口を登り始めると、
かなり重たく感じていました。
『これはメッチャ重いわ~』
特に当日の気温は30℃以上はあった為、
暑さもあいまって、もはやいつもの
自分のペースで登ることは不可能でした。
登山中に出会ったベテランの方からも、
縦走時でもせめて16kg程度に抑えることが
望ましいとのアドバイスもありました。
【撤退原因その3
:ペース配分】
トムラウシ登山口のスタート時刻は
午前9:30頃。
短縮登山口から出発する方々でも、
早朝4時~5時頃にはスタートします。
私も南沼キャンプ地が当日の最終目的地
だとしても、6時~7時頃にはスタート
するべきでした。
但し、その場合は東大雪荘 or 野営場で
前泊する必要がありました。
疲労困憊と夕暮れも迫ってきたことも
あり、南沼キャンプ地を目指すのを諦め、、
前トム平でビバークすることに。
結果的には2日目以降も天候回復の
兆しは見られない為、前トム平でビバーク
したのは良かったことにはなりました。
また、テントが飛ばされてもすぐに
樹林帯のあるコマドリ沢分岐まで
下降すれば安全だとの考えもありました。
もし無理をして南沼キャンプ指定地に
行っていれば、そこから下山するのは
かなり過酷を極めたことでしょう。
特に濡れたテントはかなり重たくなり、
1.5kgが3kg程度にも感じられました。
次回の投稿からは以上の反省点を踏まえ、
より当日の行動を深堀りして振り返って
いきますね。
皆さんも安全でワクワク登山を!
今回もご一読頂き有難う御座いました。
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