【観天望気って何?】 めざせ!登山ガイド(登山ガイドステージⅠ)への道(9)
【空をみて天気を予測する
観天望気】
『皆さん、こんばんは!』
今回は皆さんの参考になるような
天気のキホンのキをお届けします。
登山時のみならず、旅行や魚釣り等の
レジャー時にも使えますよ。
観天望気とは?
雲をみたり風を感じたり、人間の
五感を使って天気を予想することを
観天望気と言います。
『実はこれがなにげに難しい!』
故に今回はこれだけは覚えておいて
欲しい雲を3つだけご紹介します。
ちなみに①写真は2022年8月に
トムラウシ山下山中に実際に積乱雲が
私の目前に迫ってきた状況です。
この時は十勝岳付近から天候が
急変してる情報をトムラウシ山頂付近で
情報を得ていました。
『雨雲が来るのは予想できてたっ』
樹林帯も目前だったので慌てずに
レインウエアに着替えてやりすごす
事ができました。
トムラウシでは過去には8名の方が
低体温症で無くなられた事例もあるので
こういった際にも観点望気は大切に
なってきます。
『実際、トムラウシ山頂付近で天候が急変
したら逃げ場がなかった』
天気急変の予兆となる3つの危険な雲、
それは積乱雲・笠雲・レンズ雲の3つです。
以下に説明していきますね。
【① 積乱雲】
雷雲とも呼ばれ、大雨や落雷、突風を
引き起こします。
特に夏山ではもっとも注意しないとならない
雲の一つです。
【② 笠雲】
富士山等の独立峰の山頂に笠を
かぶったように見える雲。
この雲が見えた時は気圧の谷が接近している
場合が多く、天候悪化の前兆と判断します。
【レンズ雲】
凸レンズの形をしている雲なので
レンズ雲と言います。
この雲が見える時は上空で強い風が
吹いています。
故に山の稜線や上部では風が強く、
笠雲と同様に天候悪化の前兆と
判断します。
『如何でしたか?』
以上の積乱雲・笠雲・レンズ雲の
3つをまず覚えておいて下さい。
3つの内、いずれかの雲が見えた場合は、
登山又はレジャー計画の見直しをする等の
検討をして下さい。
以上、今回は真面目に観天望気について
お届けしてみました。
今回もご一読頂き有難う御座いました。
参考図書:エクシア出版
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