やっぱり最高の場所だった!/北アルプス 奥穂高岳3,190m編(11)
【吊尾根の裏側はやっぱり
涸沢カールだった!笑】
今思えばあたりまえなんですけど、
上高地 河童橋から見える吊尾根の
裏側はまさにそこが
『涸沢カールやんっ!』
前穂高岳を下ってきて吊尾根から
のぞきこんでみて初めて実感した。
自分の頭の中で2Dが3Dになった感じ。
穂高連峰の位置関係が自分の目で見て
良く判ったー。(笑)
【あなたは吊尾根で天候が
急変したらどーする?】
この日は好天でしたが、もし吊尾根中間点
3,000m付近で天候が急変したらどうする
のかを検討してみます。
まず吊尾根は間違いなくコルなので
突風が吹き抜ける箇所となるのは
推して知るべしです。
『20~30mはすぐに突風が吹きそう!』
この場所のリスクは?
・まず突風が吹き抜ける。
・またエスケープルートが無い。
・さらに避難小屋もない。
・上記もさることながら標高3,000m上の
低気温
かなりリスクが高い場所である事が判ります。
『ツェルトを体に巻き付けて、
岩陰を見つけて待機する?』
『いやー低体温症になるなー。』
吊尾根中間点からどこへ避難すればいい?
・まず、奥穂高岳から西穂高方面は
最高に難易度が高い危険ルートなので
論外。
『すぐに馬の背もあるし、自殺しに
いくような感じ。』
・穂高岳山荘にはどれくらいで辿り着ける?
吊尾根中間点から約1時間45分
・岳沢小屋へはどれくらいで辿り着ける?
吊尾根中間点からは約3時間
『これはメチャクチャ判断が難しい。』
奥穂高岳付近なら穂高岳山荘へ向かう。
紀美子平なら岳沢小屋へ下山するのは
容易に判断できます。
但し、いずれも滑りやすい岩稜帯の道
なのでかなりの注意は必要です。
結論:天気予報を都度確認して悪天候なら
行かないっ!(笑)
これがホントのホント結論ですっ。
【では次回、奥穂高岳山頂
3,190mへ】
今回もご一読頂き有難う御座いましたっ!
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