あした死ぬかもよ?(ひすいこたろう著)を読んで(1)
【あした死ぬかもよ?
人生最後の日に笑って死ねる27の質問
ひすいこたろう著】
魂をゆさぶるホームラン本に
巡り合いました。
確実にやってくる死を受け入れる事で
今後の人生を本当の自分で生きていく為の
ガイド本です。
かなり簡略化しますが、下記に
内容をお伝えしてみますね。
アメリカで、90歳以上のご老人に
アンケートを実施。
『90年の人生を振り返って
唯一後悔している事はなんですか?』
なんと90%以上の人が同じ答え。
『もっと冒険しておけば良かった!』
という答えでした。
私も含め皆さんも、あたりまえですけど
今の1秒1秒で確実に死に向かっています。
『今後の人生、本当の自分で
生きてみませんか?』
この本の中で魂が揺さぶられた
エピソードを一つ御紹介します。
スタバでこのエピソードを読みながら
涙腺大崩壊してましたー。
【なんのために、この命を使いたい?】
鹿児島の知覧が終戦間際にカミカゼ特攻隊の
中心になったのはご存知の方も多いと思います。
(私も以前に知覧特攻平和会館を訪れた事が
あります。)
カミカゼ特攻隊で亡くなった若者は
4,400人。
その中に少年飛行兵の教官
藤井一中尉がいらっしゃいました。
藤井中尉には、妻と幼い子供が2人いました。
教え子たちが次々と特攻で亡くなって
いく中、自分だけが教えるだけで生き延びて
本当にいいのか?という心の葛藤が訪れます。
来る日も来る日も悩んだ末に藤井中尉が
選んだ道は自分も命を投げ出す特攻への道。
藤井中尉の固い決意を知った妻の
福子さんは、自分と子供がいたのでは
夫の決意の妨げになると考え、
2人の幼子とともに厳寒の荒川に
身を投げて自死されます・・・。
終戦間際にアメリカの戦闘機を次々と
爆撃していく日の丸戦闘機がありました。
アメリカも必至でその戦闘機を撃墜します。
しかしその戦闘機は被弾しても
墜落寸前の状況で水面すれすれから
急旋回しアメリカの空母に向かって
いったそうです。
そうです、その日の丸戦闘機こそ
藤井中尉の戦闘機だったんです。
【あなたはなんの為にこの命を使いたいですか?】
人生最後の日に笑って死ぬ為のガイド本。
今回のエピソードはかなり重い内容ですが、
最後に笑って死ぬ為の珠玉のエピソードが
満載です。
各章でワークもあって自分のやりたい事等を
アウトプットできるようにもなっています。
又、どーしてもお伝えしたいエピソードが
あればアップさせて頂きます。ご参考迄。
『私の死ぬまでに必ずやっておきたい事!』
・本場のアルプスを見に行くっ!
(マッターホルン、モンブラン等)
・世界最高峰のエベレストをこの眼で
見にいくっ!
※上記2つは隊長とトミーと行きたいな。
・北海道内の日本百名山を踏破するっ!
『山ばっかりやん。(笑)
でも悔いのないように冒険するっ!』
今回もご一読頂き有難う御座いました!
【知覧特攻平和会館リンク】
https://www.chiran-tokkou.jp/
私は特攻隊員さんの手紙を一通だけ
読んで涙が止まらなくなり嗚咽してしまい
それ以上読み進む事ができませんでした・・・。
戦争の悲惨さが身に沁みて分かる場所でした。