【絶対に使いたくない熊スプレーの実射実験をしてみた】北海道 大雪山系 トムラウシ~黒岳 大縦走計画(23)
【ヒグマ対策として
熊スプレーの実射実験
をしてみた】
『皆さん、こんばんは』
今回は大雪山系を縦走する際の
ヒグマに遭遇した際のリスク対策。
私で行ってみた熊スプレーの実射実験
結果のご報告です。
大雪山系の縦走ではカムイミンタラ
(神々の遊ぶ庭)の美しさを
楽しむ一方で、ヒグマとの遭遇リスクも
常に頭に入れておかなければなりません。
そんな中で
『熊スプレーはホントに有効な対策
になるのか?』
実際にどの程度噴射するのに時間がかかり、
どの程度の距離に噴射できるのかを
検証してみました。
まず実際に行った実射実験の様子を
動画でご覧になってみて下さい。
【実験結果】
- ヒグマの顔面付近への照射は
ほぼ困難?!
実際にスプレーを噴射して感じた
ことは、万が一突進してくるヒグマの
顔面付近に正確にスプレーを照射する
のはとても難しいということです。
『ていうか無理に近いっ』
身の毛もよだつ緊迫した状況で、
冷静に安全ピンを外しスプレーを
噴射し的確に顔面付近に照射する
のは至難の業です。 - 熊スプレーの噴射距離は約3m程度
熊スプレーの噴射距離は約3m程度。
これは比較的近距離での使用を想定
していることを意味しています。
しかしヒグマが突進してくる状況で、
3mという距離は猛烈に恐怖を感じて
いる瞬間で身体はビクとも動かないかも? - スプレー容量もとても少ない
実際に使用してみるとスプレーの
容量がとても少ないことがわかりました。
※3プッシュ程度でスプレー液が
無くなります。
1回の縦走中に使用できるのは3回迄っ。
『一発必中ですっ』
【まとめ】
上記の結果から熊スプレーは
若干の効果は期待できるものの、
必ずしもリスク対策にはならないと
感じました。
突進してくるヒグマに対して冷静に
スプレーを噴射するのは非常に難しく、
熊スプレーは気休め程度で携行する
方が良いと思います。
『でも持っていないよりはマシかと』
『最後の最後はうずくまって首の頸動脈を
とにかく守ります』
【おすすめの対策】
- グループで行動する
一人で行動するよりも、
グループで行動することでヒグマに
対して、より人の存在を知らしめる
ことが可能となります。 - 音を立てる
クマ鈴やホイッスルを使って、
常に音を立てることでヒグマに
自分たちの存在を知らせること
ができます。 - 事前の情報収集
ヒグマの出没情報を事前に確認し、
出没が多いエリアを避けることも
重要。
以上、私の熊スプレー実射練習の結果が
ヒグマ遭遇対策の参考となれば幸いです。
今回もご一読頂き有難う御座いました!
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